FESS手術について

FESS※手術について

※FESS(旧名称PELD/PED)

脊椎内視鏡(25度斜視鏡)を使って、皮膚切開後(1cm未満)に筒状のダイレーターを挿入し、内視鏡操作を行ないます。

  • 脊椎内視鏡(25°斜視鏡)
  • 1cm未満の皮膚切開後、ダイレーターという筒状のものを挿入し内視鏡操作を行います


※FESSは頚椎神経根症に対しても行っております。
頸髄症、胸髄症による脊髄症状に対しては顕微鏡を用いて手術を行っております。

FESSの手術法について①

主に椎間板ヘルニアを対象とした手術法です。

  • IL
    椎間板ヘルニア、腰部脊柱間狭窄症の場合の手術法です。
  • TF Transforaminal
    L4/5より頭側の椎間板ヘルニアの場合の手術法です。
  • PL Posterolateral
    外側椎間板ヘルニア、外側狭窄症の場合の手術法です。

FESSの手術法について②

腰部脊柱管狭窄症などを対象とした手術法です。

内視鏡を通すために必要最小限の推骨(棘突起)を削り、内視鏡を脊柱管内に入れます。脊柱管内から見上げるように靭帯を切除していくので、余分な組織を壊さずに痛みに関わる神経を取り除くことができます。

「腰部脊柱管狭窄症」のFESS手術例

73歳女性のケースでは、手術後、ドレーンは4日で抜去し退院。臀部の痛みや下肢の痛みの改善が見られました。

FESS手術では、棘突起を基部しか削らず、内視鏡を脊柱管の中に入れて行うため、後方の要素は完全に温存されます。

赤い部分を削って内視鏡を脊柱管内に入れ、その後は脊柱管の中から見上げるように黄色靭帯を切除します

ほとんど後方の椎弓を壊さずに、馬尾神経の除圧が可能です。

FESS手術(Full-Endoscopic Spine Surgery:全内視鏡下脊椎手術)

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