脳ドック
がん、心臓病に続き、日本人の死因の第3位は脳卒中です!
脳卒中とは、脳血管が破れることによる「脳出血」や「くも膜下出血」、血栓が詰まることによる「脳梗塞」など、その先にある脳細胞に栄養が行き届かず、脳細胞が死滅してしまう病気の総称です。
年間およそ13万人もの方が命を落としています。
仮に命が助かっても重い障害が残ることが少なくありません!
生命を脅かす程の重大な症状に繋がることが多く、仮に命が助かったとしても、多くの場合、身体の麻痺、言語障害などの重い後遺症が残り、要介護となるケースが多く見受けられます。
本人だけでなく、ご家族へも多大な負担がかかることになります。
また、前兆が無いままある日突然発症することが多いのも特徴です。
発症を未然に防ぐために…
右図のように生活習慣病が原因となることが殆どです。また、
・頭痛 ・耳鳴り ・半身のしびれ
・めまい ・言葉が出てこない
など、前兆となる症状が「一時的」に現れる場合もあります。
本格的な発作を未然に防ぐためにも、心当たりのある方は受診をお勧めします。
検査項目・料金 ※1
検査項目 | MRI(MRA) | 脳血管の狭窄や、破裂して出血する恐れのある動脈瘤(血管のこぶ)の有無を調べます。 | 29,800円 19,800円※2 (税込) |
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頚動脈エコー | 脳へと続く頚部の血管に超音波を当て、動脈硬化やプラークによる狭窄の有無を調べます。 | ||
心電図 | 心房細動の有無を調べることによって、血栓による脳梗塞のリスクを予測します。 | ||
ABI | 足首と上腕の血圧を測定し、その比率を調べることで、動脈硬化の度合いを推定します。 | ||
血圧測定 | 脳卒中の最大の危険因子となる高血圧の有無を調べます。 | ||
血液・尿検査 | 動脈硬化の危険因子となる糖尿病などの有無を調べます。 | ||
結果説明 | 当日検査終了後、脳神経外科専門医が行います。 |
- 1 ペア割引:2名でお申込み頂いた場合は合計5,000円を割引致します。
- 2 千葉市脳ドック助成制度:千葉市在住かつ所定の年齢条件を満たされている方のみとなります。(申請期間限定あり)
詳細は『千葉市保健福祉局健康部健康保険課』のホームページをご覧頂くか、お電話にてお問い合わせください。電話番号:043-245-5146
検査内容紹介
MRI/MRA
磁力を利用して脳や血流情報を画像化します。放射線を使用しないため被ばくもありません。
体内に機器や金属を埋め込まれている方、ご妊娠中の方(可能性のある方を含む)はお受けいただくことができません。
磁場強度の違いについて
当院MRI装置の磁場は3.0T(テスラ)。現在臨床用として稼働している装置の中で最高の磁場強度を誇ります。
強度が高ければ高いほど高精細な画像を得ることが可能であり、広く普及している1.5Tの機器と比べて画質の差は歴然です。
※ご注意
体内に機器や金属を埋め込まれている方や、ご妊娠中の方(可能性のある方を含む)はお受けいただくことができません。
頚動脈エコー
心臓から脳へ血液を供給している頚動脈に超音波を当てて、検査を行います。15分程で終了する非侵襲的な検査です。
プラーク等による血管内腔の狭窄の評価だけでなく、動脈硬化による血管壁の肥厚も評価可能です。
- 動脈硬化
- 血管の壁が厚く、硬くなることで柔軟性が失われ、狭窄の原因となります。
- プラーク
- コレステロールや脂肪分がお粥の様に固まって血管に張り付いたものです。